2月21日

 寝る前に書いている。昼の三時から夜の七時まで会議で、会社の休憩室でカレーメシなるカップ麺を食い、しぶしぶ十時まで働いた。本当に帰りたくてたまらない日と、今日は特にいつまででも働けるな、という日がある。概して、暇な一日のほうが帰りたくなってしまうのは、家のほうが質の高い「暇」を謳歌できるからだろうか。さように骨の髄まで効率主義になっているのは少しさもしい気もするのだが、それはそれとして家の前のコンビニで普段買わないワンランク上のアイスクリームを買う。The taste of reward. ご褒美を食べるときは必ずこの一節が出現する。一日の労働に報いるように、細やかに自らを慰め、一日の円環を閉じるさまはまるで日記の営みそのもののようである。塞がった生活は続く、日々だけが、季節だけが、巡り進むよう。